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​2024年11月28日販売開始

PD-L1 TN-cyclon™ ELISA キット

●極微量のタンパク質測定が可能です
​●特殊な装置不要で、通常のプレートリーダーがあれば測定可能です

容量:96ウェル1枚分

希望小売価格:¥300,000(税抜)(オープンキャンペーン価格:¥250,000(税抜))※日本国内のみの販売

​ PD-L1は、その受容体であるPD-1と結合することによりT細胞の活性を抑制もしくは停止させる免疫抑制機能を有するタンパク質分子です。通常、PD-L1は抗原提示細胞の表面上に発現していますが、腫瘍細胞や腫瘍微小環境に存在する非形質転換細胞の細胞表面上においても発現することが知られています。免疫チェックポイント阻害剤によるPD-1との結合の遮断は腫瘍細胞の増殖を阻害することも明らかにされており、腫瘍組織におけるPD-L1の発現量、ならびにそれが血中に放出されたものが、有用な効果予測バイオマーカーの候補とされています。
 PD-L1は血清中(可溶性PD-L1)、ならびにエクソソームにも存在しています。がんにおけるエクソソームは水平伝播として利用され、それが「がん転移」の機構の重要な一端を担っています。また、健常者の血清中にも僅かながらPD-L1は存在しますので、健常者からがん患者に変わるときにPD-L1がどのように量的変化するかの理解も重要となります。これらの解明により、免疫チェックポイントの重要性が再認識され、その阻害剤の奏効率の向上にも一役買うこととなります。
 しかしながら、そもそもエクソソームは量が少なく、健常者では血清中のPD-L1も少ないため、健常者から早期がん患者への移行判別においてはPD-L1の極微量測定が必要となります。
本キットによるPD-L1の測定は、サンドイッチELISA法と酵素サイクリング法を組み合わせた独自技術であるTN-cyclon™に基づいて行います。本手法により、血清またはエクソソームを含むサンプル中のヒトPD-L1を高感度に定量することができます。

​・試薬類
 ・抗体(一次抗体、二次抗体(ALP標識))・抗原(リコンビナントタンパク質)
 ・バッファー、洗浄液、ブロッキング溶液、希釈液、サイクリング試薬調整液(計7種類)
 ・酵素サイクリング試薬(計4種類)
・付属品
 ・96ウェルプレート(1プレート)
 ・プレートシール(5枚)
 ・操作マニュアル


・保存条件:冷蔵、冷凍

本製品はBioPhenoMAからの直接販売を基本としておりますが、販売会社様経由でのご注文も承ります。

(販売手数料は別途お客様のご負担になります。)

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