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技術開発の背景
生命現象に深く関与しているタンパク質は、生体現象機構を解明するうえで非常に重要な要素であり、近年ではクライオ電子顕微鏡による3次元構造解析や、複雑な立体構造を持つタンパク質形状を短時間で予測するAIシステムといった新たな技術が誕生し、注目を集めてきました。
タンパク質検出の方法については、長年の様々な研究成果の積み重ねにより、革新的な製品である「質量分析装置」が開発されました。しかし、この検出方法においては、前処理の時間が掛かることや大型な装置が必要といった点もあり、タンパク質検出をより一般的にするためには、更なる技術革新が期待されていました。
TN-cyclon™(酵素サイクリング改良法)
特徴1.超高感度なタンパク質定量 (1 pg/mL以下の定量)
特徴2.シンプル&専用装置不要 (一般的なラボ施設で測定可能)
特徴3.様々なタンパク質測定に対応(マッチドペア抗体があれば解析可能)
BioPhenoMA社は、誰でも、どこでも、簡単に微量タンパク質を検出できる革新的なプラットフォームを創ることを使命として設立され、その中核技術である「TN-Cyclon™(酵素サイクリング改良法)」は、伊藤悦朗教授らによって開発されました。
この技術は、従来のサンドイッチELISA法に酵素サイクリング法を組み合わせたもので、大がかりな装置や時間のかかる前処理を必要とせず、極めて微量のタンパク質を検出することが可能となります。
(タンパク質検出のチャンピオンデータはゼプトモールのLOD)。
BioPhenoMA社は、この画期的な技術を市場に提供することで、創薬開発の効率化、個別化医療の実現のみならず、薬効メカニズムの解明による創薬・治療ターゲットの創出を促進し、バイオメディカル分野のさらなる発展に貢献したいと考えています。
従来法
TN-cyclon™(酵素サイクリング改良法)
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